会津のように夏は蒸し暑く、冬は寒い地域で快適な生活をおくるためには、住宅に高気密性、高断熱性が求められます。断熱・気密性能の高い家は、部屋ごとの温度差の少ない温度のバリアフリー化を実現し、快適でヒートショックや夏場の熱中症を防げる人に優しい家です。

付加断熱

イデアでは、高気密・高断熱住宅を付加断熱工法により実現しています。付加断熱工法とは、当社が得意としている外張断熱工法と一般的な断熱工法である充填断熱工法を複合的に施工する工法です。

充填断熱工法は柱と柱の間にグラスウールなどの繊維系の断熱材を詰め込んだり、吹き込んだりする工法です。当社が得意としてきた外張断熱工法はその名の通り壁の外側、家をすっぽりと覆うようにボード状の断熱材を施工します。

充填断熱

ご予算に応じて・・・

こだわりの外張断熱

長年の実績のあるイデアの外張断熱工法では、構造躯体の全てを断熱材で包み込む、魔法瓶のような工法を採用しています。基礎や屋根も断熱するので、小屋裏空間や床下空間を有効的に利用できるのもイデアの外張断熱工法の魅力です。

付加断熱工法の仕様

お客様の要望や地域性にもよりますが、イデアの施工仕様を紹介します。

屋根

夏の日差しを一身に浴びる屋根は、想像以上に高熱になります。屋根からの熱を室内に伝わらないようにするために、外張断熱と垂木間充填断熱を複合施工します。天井断熱と比べ、夏でも快適な室内空間を実現できるだけでなく、小屋裏部屋やロフトなど小屋裏を居住スペースとして活用できます。

外張断熱(アキレス社製キューワンボード50mm)
垂木間充填(グラスウール24k相当100mm)

表面積が多く、夏、冬ともに外気の影響を受ける壁の断熱工法には、外張断熱とグラスウールによる柱間充填断熱の付加断熱工法を採用しています。

外張断熱(アキレス社製キューワンボード50mm)
柱間充填(グラスウール16k相当100mm)

基礎

冬期間の寒さが厳しい地域では、基礎の断熱が特に重要です。住宅を地面からの底冷えから守るため、基礎の断熱には外張りと内張りの断熱材に「ダウ化工社製スタイロエースⅡ50mm」を採用しています。

また白アリ対策として、地中から断熱材を保護するための樹脂モルタルを見えない所まで施工しています。

外張り(ダウ化工社製スタイロエースⅡ50mm)
内張り(ダウ化工社製スタイロエースⅡ50mm)+土間

サッシ

標準仕様は、アルゴンガス入LOW-E複合ガラス入のアルミ樹脂複合サッシです。さらにご予算に応じて断熱効果に優れたトリプルガラスサッシもご用意しています。

LOW-E複層ガラス

温度のバリアフリー化

身近な危険「ヒートショックとは」

典型的な日本家屋や従来の工法による住宅では、部屋ごとに室温を調整します。廊下やトイレ、お風呂などは室温調整の対象から外れてしまいます。冬期間、暖房された部屋とトイレやお風呂の温度差は、20度にもなることがあります。

ヒートショックとは、急激な温度変化により体温の低下がおこると伴に血圧が変化して、脳卒中や心筋梗塞を起こす健康被害です。高齢者の方は特に注意が必要で、ヒートショックで亡くなられる方は、年間1万人を超え、交通事故死亡者をあっという間に上まわります。

温度のバリアフリー化で快適な生活環境を実現!