高い断熱・気密性能を確保した上で太陽光や大気の熱などの自然エネルギーを上手に利用することにより、光熱費を大幅に節約することができます。

太陽光発電の仕組みや光熱費を節約するための設備について紹介します。

太陽光発電

太陽光発電では、屋根に設置された太陽光パネル(発電モジュール)に太陽光が当たることで発電します。この電気は乾電池のような直流電力であるため、パワーコンディショナーという機器を使い、家庭で使用できる交流電力に変換します。

パワーコンディショナーは、家庭の分電盤に接続して電気を買ったり、余った電気を売ったり(売電)する機能も持っています。

また、非常時にも使用できる太陽光を利用したコンセントを取り付けることができます。

太陽光発電の仕組み

売電・買電について

発電した電気は家庭で利用し、余った電気は電力会社へ売ることができます(10kw以上の場合、全量売電)。太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電された電気は、電力会社が一定期間、固定価格で買い取る制度があり、売電価格が優遇されています。

余った電気は電力会社へ売電

エコキュート、エコジョーズ、エコフィール、エコワンハイブリッド(熱回収型給湯器)

太陽光発電で発電できない夜間については、大気の熱を利用してお湯を沸かすエコキュートと割安な深夜電力を活用することにより、さらに光熱費を節約することもできますので、併せてご検討ください。

深夜の安い電気を活用できるエコキュートで、さらに電気代を節約可能

24時間熱交換換気システム

法律により、1時間あたり家の中の空気の半分の量を換気しなければなりません。。「熱交換」という仕組みを用いると、熱エネルギーを損なうことなく換気が可能です。

24時間熱交換換気システムは、住まいの各所に設置された吹出グリルを通して新鮮な給気し、洗面所で排気を24時間常時行います。排気する空気は、空気から熱エネルギーを回収する機能を持つ熱交換素子を通ります。この仕組みにより、室内の熱エネルギーは外に逃げないので、省エネに優れています。

熱交換システムにより、効率的な温度管理が可能